Initiativesくうねあの取り組み

2025.07.19

祇園のパセリを使ったレトルトカレー試食会!その2
~認定こども園くすの木祇園~

ご縁がめぐりめぐって始まったレトルトカレーづくり。

くすの木の給食方針である
添加物の少ない素材を吟味した料理を目指して
目取眞さんが中心となって開発が進められました。

途中、悩ませたのは祇園パセリ。
「値段は和牛と一緒ですよ」と目取眞さん。
「種を守り、すべて手作業のパセリは味も値段も一級品なんです」
しかも祇園パセリの収穫期は10月末から4月末。
寒いとでんぷん質をためて甘く、葉は縮んでキュッとしまる。
夏季は他の野菜を育てるので手に入らない。

そんな多くの課題を乗り越え
数度の試作チェックと改善を経て
約1年かけたどり着いたのが
今回の試食会で提示された二種類のカレー。

一つは「中辛
辛さを5段階で表すとしたら3。
もう一つは少し甘い「ちょい辛
辛さを5段階で表すとしたら2です。

試食会で提示された二種類のカレー

今回が最終審査ということで
目取眞さん、庄田さんを招き
くすの木スタッフにも参加してもらいました。

最終審査

先入観を持たせないようにAとBにして
試食の開始です。
まずはA…

「う~ん、なるほどなるほど」
「ここで感想は言わないで次いきましょう」

次にB…

食べ比べた後で目取眞さんから説明が
「うちの会社は食品ロス問題の解消がテーマで、
このカレーどちらにも
使われなかったトマトと
シナモンなど多くのスパイスを使った
クラフトコーラの絞りカスが入っています」
「二つの違いはカレー粉か固形ルーかで、
同じ量のパセリが入っていますが風味は違って感じます」

最終審査

一同、ふむふむとうなずいた後、感想を言い合います。

「個人的にはBだけど、カレーぽいのはAかなぁ」
「AはピリッときてBは万人受けする味かな」
「パセリを感じるのはA」
「くすの木が出すならこどもに食べてもらいたい」

最終審査

などなど、たくさんの意見が出て
Bに傾きかけていたものの、どうも悩ましく…そこで

「少し早いけど、こどもたちにも食べてもらおう」
と、予定時間を繰り上げて
あらかじめお願いしていた園児たちに
来てもらうことにしました。

こどもたちを待っている間に、キッチンスタッフからは
「くすの木の給食はこだわりありすぎて
園児たちの舌は肥えてるんです」
「鮮魚と冷凍の違いも見抜くし、カレールーを変えたら指摘される」
と、日ごろのプレッシャーも披露。
みんな期待を寄せてこどもたちを待ちます。

こども審査員

こども審査員がそろったところで
同じように食べ比べです。

たのしい食事風景

いつもどおりの
たのしい食事風景。
そしてどちらも
美味しそうにペロリとたいらげました。

さぁ、どうでしょう?

こども審査員

満場一致でB!
「ちょい辛」の方でした。
大人たちも全員納得の表情、これで決まりです!

その後、
商品に貼るラベルに園児たちの描いた絵を使うこと。
最初は2千食つくること。
これから販売までのスケジュールなどを話し合いました。

早くて10月にはみなさんにお届けできる予定です。
大きなイベント、フードフェスティバルにも登場するかも。
どうぞ楽しみにしてください!

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