Qoonea selectionくうねあセレクション
現役保育士が選ぶ「3歳以上」が楽しめるおすすめ絵本3選

みなさん、こんにちは!日々、保育のプロとしてくうねあで活躍する保育スタッフ37名に聞いた絵本セレクション第8弾です。今回は、特に「3歳以上」が楽しめると回答してもらった3冊の絵本を紹介します。
日々お子さんと向き合う保育士さんのリアルな声を集めた本連載。絵本選びのヒントとしてはもちろん、絵本の読み聞かせのコツや子どもとの楽しみ方などの参考になれば幸いです。
①『あつかったらぬげばいい』(ヨシタケシンスケ著/白泉社)

【あらすじ】
「ヘトヘトにつかれたら」
「ふとっちゃったら」
「だれもわかってくれなかったら」
「せかいがかわってしまったら」…。
子ども、大人、おじいちゃんのさまざまな疑問に痛快に答える!
大人も子どもも楽しめる、ヨシタケ式心を緩める絵本。
MOE3月号ふろく絵本に加筆の上、大増ページで登場!
大切な人への贈り物や、お守りのように側に置きたい1冊です。
(白泉社の公式ホームページより引用)
【スタッフの声】
「そうよね」と思いながら読むが、大人になればなるほどそんな簡単な考えができないなぁ。としっぽり身に沁みます。原点にかえった単純な考え方が一番理にかなっているのかもしれません。
現実逃避をしてもいいかな、まぁいっか、と少し肩の力を抜いて楽観的になれる一冊。
人生にちょっぴり悩み始める小学生から、子育てに無限に悩むお母さんお父さんに。
(奥田さん)
②『カラーモンスター きもちは なにいろ?』(著: アナ・レナス 訳: おおとも たけし/永岡書店)

【あらすじ】
カラーモンスターは、自分でも何が何だかよくわかりません。
いろんな気持ちがごちゃごちゃ…。モンスターは、うれしい、かなしい、いかり、ふあん、おだやか、の5つの気持ちを整理することができるでしょうか?
全世界で600万部を突破している「カラーモンスター」シリーズの第一作目の絵本です。
まだ感情のコントロールが難しい子どもたちが、自分の感情を把握し、気持ちの整理や表現をする手助けします。
(永岡書店の公式ホームページより引用)
【スタッフの声】
一昨年のクリスマスマーケットのガチャポンの係になりダンボール箱のガチャポンを新しく作ることになり装置の外側の装飾をどうしようかな?と考えた時にこの本を思い出しそれぞれの色のモンスターを箱に貼り付けました。このガチャポンに興味を持ってもらえるようにクリスマスマーケットの2週間くらい前から読み始めました。
気持ちを整理していくところで絵本に印字されている字を読む前に「これはどんな気持ちかなぁ?」と問うてみました。
モンスターの表情やポーズ、色から「わーい、言ってる」「嬉しそう」「ピカピカ」など思い思いの素直な気持ちが言葉で表現されました。こどもたちからは「好き!」という言葉とともにたくさんの笑顔をもらいました。
(西谷さん)
③『ねむっちゃだめだよかえるくん』(さくらともこ文・塩田守男 絵/PHP研究所)※現在電子書籍のみ発売中

【あらすじ】
「えっ?雪ってなあに」雪を見たことのないかえるたちは、話を聞いてどうしても見たくなりました。そこで冬眠のためねむたくなるのをがまんして起きていましたが……。
(PHP研究所の公式ホームページより引用)
【スタッフの声】
秋の終わりごろに必ずと言っていいほど読んでいました。子どもたちにとっても雪は特別なもののようで、かえるたちを応援しながら見ていました。「そういえばかえるやへびって見ないよね」「寝てるんだよ、きっと」というつぶやきから冬眠について調べたり、「かえるさんが起きて雪を見られるように!!」と楽器遊びがはじまったり、楽しい一冊です。
(平木さん)
くうねあで大活躍中の保育士それぞれの視点で選んだ、とっておきの絵本たち。いかがでしたか? たのしい絵本選びの参考になれば幸いです。