Initiativesくうねあの取り組み

2025.05.15

人生は予測不能!アクティブな軌跡とくうねあとの運命的な出会い

アイコン:保護者ライター
保護者ライター執筆
この記事は、くうねあの園児・卒園生の保護者の方に取材・執筆を行なっていただきました。

「子育て応援企業」の株式会社くうねあが運営する、広島市にある認定こども園くすの木(以下、くすの木)では、さまざまなキャリアを持つスタッフがいます。その中でも、ひと際アクティブな経歴を持つのが、西原園舎の早朝担当である福光律子さん。どこでも積極的に人と関わる素敵なお人柄や、その交友関係がくうねあとの不思議なご縁に繋がったエピソードなどを伺ってきました。

変化を恐れないチャレンジ精神!多彩なキャリアと転機

ーとてもアクティブな経歴をお持ちだとお聞きしています。

短大卒業後、幼稚園で勤務していたのですが、諸事情ですぐに退職することになってしまいました。その後、設備会社で事務員として経理や図面を描く仕事をしていたのですが、その当時は男女でお茶出しやコピー取りといった雑務の負担に偏りがあり、仕事の評価にも差を感じるように…。仕事自体は楽しかったのですが、「次は男女の格差がない仕事を探そう!」と思い立ち、ペーパードライバーだったのに、自動車学校の自動車教習指導員になったんです。自分でも思い切ったなと思います(笑)。ですが、給料や働き方共に男女差がない仕事で、とても充実した日々を送りました。

ー途中で広島から熊本へ引っ越しをされたそうですが、そこでもアクティブに過ごされたのでしょうか?

はい(笑)。娘の小学校入学を機にできたママ友たちと、ミニバレー、バドミントン、ママさんバレーと、スポーツを通して活発に交流していました。それぞれの活動を通してママ友との絆が深まり、仕事もママ友の紹介で、選挙事務所やデパートのアパレルなど、いろんなことをしましたよ。
引っ越し当初は知り合いゼロでしたが、娘の小学校入学をきっかけに、たくさんのママ友ができました。そこで生まれた交流が、実はくうねあとのご縁に繋がることもあったんです。

保育士業務や広島で働くことになった理由

ー律子さんはさまざまな業界を経験されていますが、その間保育士資格を活かして働くことはなかったのでしょうか。

熊本の友人が、助産師資格を活かしてマタニティサロンを開業したのですが、そこで保育士として働かないかと誘われました。それが、新卒以来、保育士資格を活かして働いた最初の出来事ですね。マタニティサロンで初めて保育士として働く中で、新生児から小さな子どもたちと触れ合う喜びに改めて気づかされました。この経験がなかったら、保育士として働くことはなかったかもしれません。

ー現在は広島で働いていますが、熊本から帰ってくることとなったきっかけとは?

2016年に発生した熊本地震が大きなきっかけですね。家族は全員無事でしたが、自宅も被害を受けましたし、とても怖い思いをしました。
その頃、ちょうど娘が広島の大学に通っていたので、気分転換に広島へ行くことにしました。1~2週間ほど滞在していたのですが、ふとしたきっかけで短大時代の友達から「時間があるなら、ベビーシッターの手伝いをしてみない?」と誘いを受けたんです。
そのベビーシッターの仕事が、くうねあの「アンファンス」(ベビーシッター業務)だったんです。そして、短大時代の友達というのが、大園長先生のお姉さんなんです(笑)

くうねあとの不思議な縁が重なる

ー大園長先生とは昔から知り合いだったのですか!?

そうですね。大園長先生が高校生の頃から知っていますよ(笑)。ですが、別業界でバリバリ働いていたと聞いていましたので、まさか大園長先生のもとで働くことになるとは思ってもみませんでした。
実は、くすの木を創設する際、大園長先生のお姉さんから「東京にいる弟が、新しく西原に保育園を作るみたいなんだけど、安佐南区ってどんな感じ?」と聞かれたことがありましたね。そこで働くことになるとは思いもしなかったので、本当に不思議なご縁ですよね。

ー本格的にくうねあに関わるようになったエピソードを教えてください。

くすの木の創設時は園児も少なく、アンファンスの方が盛況で人手が足りなかったので、本格的にアンファンスで働くようになりました。忙しかったので、熊本で過ごすよりも広島での時間のほうが長くなりました。
そのうち、くすの木の園児が徐々に増えていき、西原園舎だけでなく東原園舎もできたころ、大園長先生のお姉さんから早朝担当のパートの話を持ち掛けられました。まだ2拠点生活をしていたのですが、だんだんと早朝担当の仕事が楽しくなったのと、私の母のサポートが必要になったので、単身で広島へと戻ってくることになりました。

ーくすの木のメンバーと不思議なご縁があると聞きました。

そうなんです!まず大園長先生ですが…娘が高校受験の頃に担当してもらった家庭教師が、大園長先生と大学時代の友達だったんです。熊本のママ友から紹介された人が、まさか大園長先生の友達とは夢にも思いませんでしたね(笑)

また、くみさん(現園長)のご主人は、夫の大学時代の友達でしたし、えみりさん(現・お山主任)は私のいとこと結婚し、今では親戚です!こんなにご縁があるので、くうねあ・くすの木との関係は偶然ではなく必然だったのかなと思います。

充実した毎日と保育士としての喜び。くうねあで見つけた理想の働き方

ー早朝担当として働くことは、律子さんのライフスタイルに合っていますか?

早朝担当だと、日中はフリーな時間が持てます。、母の生活のサポートだけでなく、自分の時間が持てるので、毎日が充実しています!アクティブに過ごしたいので、早朝担当はまさにピッタリな働き方ですね。

ーくうねあで働いてみて「ここがすごい」と思った点はありますか?

他の先生もお話されていましたが、お互い様の社風が根付いていて、救われたことがたくさんあります。例えば、母のサポートのために急な休みが必要になっても、快く承諾してくれます。また、公共交通機関で通勤しているので、台風や大雪など、遅延や運休が予想されるときは、前日から「出勤困難な方は相談してください」と連絡が回ってくることも。早朝担当なので、前日から対策をしてくださる体制は本当に助かっています。

ー保育士として本格的に働くようになり、やりがいや喜びを感じるシーンはありますか?

新卒時に幼稚園で働いたというお話をしましたが、実はそのことが心の奥底でずっと引っかかっていました。「担当した子どもたちを見届けたかった」「あのまま幼稚園で働いていたら、今はどうなっていたのだろう」そんな思いがくすぶっていたのですが、今くすの木で保育士として子どもたちと携われることで、あの頃の心残りが浄化されたような気がしています。
それも柔軟な働き方を許容してくださっている、大園長先生のおかげだなと感じています。ありがとうございます!面と向かっては照れくさくて言えないので、この場をお借りします…(笑)

おわりに

律子さんのパワフルでアクティブな生き方や、温かい人柄に触れ、こんな先生がいればママ・パパも安心して保育園に預けられるなと感じました。律子さんのこれからのご活躍も期待しています。

ライタープロフィール

端場さん[PTA 会員No.001]※
2016年生まれの息子と、2018年生まれの娘を持つ、県北育ちの2児の母。子どもは2人ともくすの木出身。くすの木の好きなところは「のびのびとした園風」「園児の主体性を重んじるところ」「親の昼ごはんよりも美味しい、こだわりの給食」。現在ライターとして、さまざまな媒体で記事を執筆。内々に秘めておくだけではもったいない、くすの木の魅力を余すことなく伝えるために、くうねあWebマガジンの運営に参加。「この保育園に通わせたい」「こんな園で働いてみたい」と思っていただける方を1人でも多く増やすのが目標。

※PTAとはParents Team Authors(執筆・保護者チーム)の略で、執筆を引き受けてくれた保護者の方たちのチーム名です。
記事一覧へ