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絵本セレクション

2024.11.13

くうねあスタッフの好きな絵本ランキング ベスト3

「今日はどの絵本を子どもと読もうかな…」
たくさんある絵本の中から、どんな一冊を選べば良いのか迷ってしまうことはありませんか?

そこで今回はくうねあで日々子どもたちと向き合う保育スタッフ37名に好きな絵本を聞いてみました。今回は特に人気だった絵本をランキング形式でご紹介します!

絵本選びや絵本の楽しみ方の参考になれば幸いです。

第3位:『きんぎょがにげた』(五味 太郎 作/福音館書店)

きんぎょがにげた

【あらすじ】

きんぎょが1ぴき、金魚鉢からにげだした。どこににげた? カーテンの赤い水玉模様の中にかくれてる。おや、またにげた。こんどは鉢植えで赤い花のふり。おやおや、またにげた。キャンディのびん、盛りつけたイチゴの実の間、おもちゃのロケットの隣……。ページをめくるたびに、にげたきんぎょがどこかにかくれています。
(福音館書店の公式ホームページより引用)

【対象年齢】

0〜3歳

【保育士さんの声】

  • みんなで読むときは、ページの中に隠れたきんぎょを見つかると立ち上がって教えてくれる子がいるので、ひとりずつお顔の前に絵本をもってきて指差しできるようにしています。(冨井さん)
  • きんぎょをたくさんコピーしてラミネートしたものを保育園中に隠し、見つけながら遊んだことがあります。小さいうちから楽しめる本です。(髙橋さん)

第3位(同率):『はじめてのおつかい』(筒井頼子 作・林明子 絵/福音館書店)

はじめてのおつかい

【あらすじ】

みいちゃんはママに頼まれて牛乳を買いに出かけます。自転車にベルを鳴らされてどきんとしたり、坂道で転んでしまったり、ひとりで歩く道は緊張の連続です。坂をあがると、お店につきました。お店にはだれもいません。みいちゃんは深呼吸をして、「ぎゅうにゅうください」と言いました。でも、小さな声しかでません。お店の人は、小さいみいちゃんには気がつかないみたい……。(福音館書店の公式ホームページより引用)

【対象年齢】

3歳〜6歳

【スタッフの声】

  • お母さんに初めておつかいを頼まれ、「おつかいを頑張りたい」けれど、「不安で逃げ出したい」という、みいちゃんの複雑に入り混じった気持ちを描いた作品です。はじめての事に挑戦する時、誰でも緊張と不安を抱くものですが、その過程で困難な事が起こっても、1人でやってみる!と諦めずにいると、それがやがて達成感に変わる…というお話である事から、自我が芽生え、自分(1人)でやってみたいことが増えてくる頃に、背中を押してあげるつもりで読んであげたい絵本です。そして、その先には””1人でできた””という達成感があるんだという事を伝え、何事も諦めずに自信を持って頑張って欲しいと思っています。(小林さん)
  • 初版1976年の絵本ですが、身近なおつかいのお話に子どもが絵本の世界に入りこんで楽しめます。(三上さん)

第2位:『こんとあき』(林 明子 作/福音館書店)

こんとあき

【あらすじ】

こんは、あきのおばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみ。あきが成長するにつれ、こんは古びて、腕がほころびてしまいました。あきはこんを治してもらうため、こんと一緒におばあちゃんの家に向かいます。あきは、電車でこんとはぐれたり、犬に連れさられたこんを探したりと、大変な目にあいます。こんとあきは無事におばあちゃんの家につくことができるのでしょうか?(福音館書店の公式ホームページより引用)

【対象年齢】

3歳〜6歳

【スタッフの声】

  • 私の息子が小さい頃大好きだった絵本で、何度も当時通っていた幼稚園からリピートして借りて帰っていました。こんとまだ幼いあきちゃんのおばあちゃんの家までの冒険が少しドキドキ、こんの勇敢で優しい所など保育でも物語に惹きつけられる子も多いと思います。(藤本さん)
  • 行事の前や子どもたちが大きく成長しようとしているなと感じた時に読むことが多かったです。どんな大変なことが起きても、大切な存在がいれば頑張れること、諦めなければいつか必ず良い方に進んでいくんだという気持ちを持ってもらえたら、という願いを込めて読み聞かせをしています。(高原さん)
  • ハラハラドキドキあり、こんの「だいじょうぶだいじょうぶ」に優しさを感じたり、あきの成長と一生懸命さにキュンとしたり、ものを大切にする気持ちを教えてくれたりと、得るものは沢山あります。大人が読んであげる時は、お子さまを優しく包み込むような気持ちで読んであげて欲しいです。おじいさまおばあさま世代の方にもオススメです。(平木さん)

第1位:だるまさんシリーズ(かがくい ひろし/ブロンズ新社)

だるまさんシリーズ

【あらすじ】

『だるまさんが』『だるまさんの』『だるまさんと』の三部シリーズです。
以下、それぞれのあらすじをご紹介します。

『だるまさんが』

「だ・る・ま・さ・ん・が……」
右に左に動くだるまさん。
ページをひらくと、あらら、びっくり! 
0歳の赤ちゃんが声をあげて笑う絵本。
読みきかせするのが楽しくなる1冊です。

『だるまさんの』

変幻自在のだるまさん。
こんどはなにを見せてくれるのかな?
これではじめてのことばをおぼえたという
赤ちゃんたくさん。
親子でコミュニケーションしながら、
楽しんで読める絵本です。

『だるまさんに』

人気シリーズの3作目には、
だるまさんのなかまが登場。
いちごさんとぺこっ、ばなながさんとぽにん、
めろんさんとぎゅっ。
読みながら自然に、
子どもとスキンシップがたのしめる1冊です。

(ブロンズ新社の公式ホームページより引用)

【対象年齢】

0歳〜だれでも

【スタッフの声】

  • 絵本の中のだるまさんと、大人も子どもも一緒に左右に揺れながら声とリズムと体を連動させて楽しく読めます!だるまさんシリーズ3冊の中でもわたしが好きなのは、だるまさんが体の部位を一つ一つ紹介してくれる『だるまさんの』。何度も読むうちに、子どもたちも覚えてきて、「手!」「目!」と自分の部位をを指差したり、大人やお友だちに部位を教えたり。いつも人気ですぐに覚えちゃうのは、「毛!」なのが何とも不思議です。一緒に揺れて、ニコニコ揺れて、じみじみと嬉しさが込み上げる。リクエストされるたび、何回でも繰り返し繰り返し、読みたくなる絵本です。はじめは、大人と一対一で。次第にお友だちも交えて、読むのがおすすめです。(廣江さん)
  • 私が娘と、くうねあのオープンスペース利用者だった頃(0歳〜)にオープンスペースのスタッフさんが読み聞かせをしてくださり、絵本のだるまさんの動きに合わせて揺れたり仕草を真似したりして、親子でふれあいながら楽しみました。また娘が5、6歳になりオープンスペースでお手伝いの機会をいただいた際『だるまさんが』の絵本の読み聞かせを自ら選び、他の親子さんに向けてさせていただきました。(岡﨑さん)

くうねあで大活躍中のスタッフそれぞれの視点で選んだ、とっておきの絵本たち。これからも保育スタッフオススメの絵本を定期的に紹介していきますので、ぜひお楽しみに!

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